建設業

2015-04-01

夏場の工場内で40℃を超えるエリアを換気のみで35℃に下げるための対策案を求めます。

解析概要

解析モデル

解析モデル

現状の温度分布と逆解析によって求められた結果

現状

現状

機械の周辺は50~60℃に達するためオペレータの環境は41℃位で熱い!
オペレータの環境を35℃位にできるかな?

対策後

対策後

逆解析を使用して対策案を実施すると、
機械オペレータエリアの温度が35℃程度になります!

現状では、機械オペレータエリアの温度が40~43℃を示しています。このエリアの温度を35℃に下げるために対策案を検討します。逆解析を使用すると目標温度を実現するための改善ポイントが【感度マップ】で示されます。

【感度マップ】とは?

設計目標に対する影響度合いを示したものです。ここでは感度マップで得られた感度の高い部分に対策案を施すと、対策後の図に示す通り機械オペレータエリアの温度が35℃に近づくことがわかります。

※総要素数:84,000解析日数:3時間程度(モデル作成含む)

【感度マップ】目標達成のため一番影響力(改善場所)のあるところが導きだされます

壁X方向

【感度マップ】目標達成のため一番影響力(改善場所)のあるところが導きだされます

壁Y方向

【感度マップ】目標達成のため一番影響力(改善場所)のあるところが導きだされます

 

この感度マップでは青色に近づくほど換気の対策効果が高い場所であることを示しています。

【改善項目】

上図の感度マップより対策案として、換気の効果が高い部分にファンと外気を取込む開口部を設置します。この対策案を実施すると、機械オペレータエリアから発熱する側に風が流れるため、目標エリアの温度が下がることがわかります。

 

【改善項目】

【対策前・対策後の温度詳細】

対策前のターゲット(機械オペレータ位置)温度は(※下のグラフを参照)平均温度が41℃前後と高く、逆解析で導き出した対策後は、36℃程度に改善されています。

 

【対策前・対策後の温度詳細】

解析結果の評価

従来の手法では、どこを改善すべきかの検討には多くの時間を必要としますが、逆解析を使用することにより改善すべき場所を容易に導き出せるため、試行錯誤することなくその場所に対策案を考えることができます。この例では逆解析を使用することにより、冷暖房機器を使用せず換気対策のみで温度の改善を図れるため、コストがかからず省エネにも効果的な対策案を検討できることを示しています。

果たしてFlowDesignerの解析結果は…?!

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